今更?
今は田島町ってありません。
2006年3月20日、舘岩村、伊南村、南郷村と合併し、南会津町となっています。
旧南会津郡役所 歴史
旧南会津郡役所は、明治18年(1885年)8月に落成した洋風木造の2階建。南会津郡役所として新築されました。
昭和45年(1970年)福島県田島合同庁舎建設に伴い現地へ移築復原。
昭和46年(1971年)4月、福島県指定重要文化財へ指定。
玄関 入館料(料金)
「本日無料」とあるのは「福島県民の日」に訪れた為。
普段は入館料が以下のようになります。
区分 | 小・中学生 | 高校生 | 大人 |
個人 | 100円 | 150円 | 200円 |
団体 | 50円 | 100円 | 150円 |
開館時間:9:00〜16:00
休館日:毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入口は3つあります。写真の正面入り口の他に、右に官吏用、左に人民用です。
正面玄関のところには周辺案内マップがあって、旧南会津郡役所を見た後に時間がある場合に便利そう。
建物は中庭を囲むロの字型で、正面玄関の右側に官吏入口がありました。
正面玄関から左側にある人民入口(じんみん入口)。
現代ではあまり「人民」とは使いませんが、当時は普通に使われていたのかもしれません。
人民(Wikipedia)では「法学・政治学の用語」とされています。
リンカーンの有名な言葉「人民の、人民による、人民のための、政治」に出てくる「人民」ですが一般に「民衆」となります。明治政府では官吏と軍人を除く一般人を指していました。
正面玄関ホール
正面玄関ホールは今時にしてはこじんまりした印象です。
歴史を感じるところです。
何せ木造です。
右回りの案内。
右回りですが、これは反対側を撮った写真。
(右回りの通路の写真が無いの)
通路の奥は中庭になっています。
資料室
「南会津郡役所ができるまで」の案内パネルです。
歴史の変転もあって、これだけ読んでも理解しづらい点はあります。
そもそも「会津郡」ってどこの地域だかわかりません。が、それは置いて、それが分割されて「南会津郡」ができました。
少し補足すると、奥会津(南山御蔵入領)というのがあって、これは幕府直轄領でした(会津藩ではない)。この辺りは全て幕府直轄領の南山御蔵入領でした。
建設当時平面図
建設当時平面図。
中庭を囲んで通路があり、その周りに部屋が配置されています。
当時の洋館造りという点でも見応えがあります。
展示
基本、パネル展示がメイン。
写真を見ながら往時に思いを寄せる感じ。
復元資料もあります。
実際にこんな風に使われたわけでは無いでしょうが、雰囲気を楽しみます。
年代もいろいろ、南会津郡ばかりではなく、奥会津(南山御蔵入領)の歴史も含めて幅広く紹介されていますので、興味のある人は長居ができます。
奥会津博物館とセットで見ると、なお一層楽しめます。
場所、地図、サイト
名称:旧南会津郡役所所在地:〒967-0004 福島県南会津郡南会津町田島丸山甲4681−1
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