曹洞宗 護法山 示現寺(じげんじ)
山門 社号表
右が社号表で 「護法山 示現寺」 とあります。
左には、「源翁禅師 示寂之地」となっています。
示現寺(じげんじ)は、福島県喜多方市熱塩加納町(耶麻郡熱塩村熱塩、熱塩加納村熱塩)にある曹洞宗の寺院。山号は護法山。本尊は虚空蔵菩薩。Wikipedia
源翁和尚 源翁心昭(げんのう しんしょう)
源翁禅師は、源翁和尚の事で、大きな金槌の事を「玄能・玄翁」(げんのう)と呼んだりしますが、その由来となった源翁心昭(げんのう しんしょう)です。
高僧の死亡を遷化(せんげ)と言いますが、曹洞宗では、「示寂」(じじゃく)という言葉を用います。
なので、「源翁禅師 示寂之地」とは、源翁禅師が亡くなった場所という事になります。
遷化、示寂(Wikipedia)
九尾の狐(妖狐) 玉藻前(たまものまえ)、殺生石の話
平安時代末期の話。
鳥羽上皇の寵姫であった玉藻前(たまものまえ)は、陰陽師・安倍泰成(あべ の やすちか)にが妖狐であることを見破られ、三浦介義明、千葉介常胤、上総介広常を将軍とする軍勢に討ち取られた。
討ち取られた後に殺生石となり、その後も人々を苦しめたのだが、1385年(室町幕府時代)、会津の示現寺を開いた玄翁和尚が殺生石を破壊し、破壊された殺生石は各地へと飛散したといわれ、この事から、
大きな金槌の事をげんのうと呼ばれるようになった。
玉藻前(Wikipedia)
源翁心昭(Wikipedia)
殺生石稲荷神社 会津美里町(伊佐須美神社 末社)
山門です。
石碑には「湯殿山」とあります。山号ではありません。
案内板から書き起こし。
山門から奥に見えるのは鐘楼です。
山門を潜り、反対側から見たところ。
眼下は熱塩温泉街。
温泉地はどこもそうですが、廃業したところが多い感じ。
この山門向かいの奥に、今回、宿をとった「ふじや」があります。
示現寺 鐘楼
鐘楼に案内板が見当たらなかったのですが、会津には珍しい二階建て鐘楼。
奥の示現寺も大きい。
鐘楼に扁額もありますが、読めません。
階段を登ると鐘が見えます。
大きな羽音がやたらと「ブーンブーン」聞こえるので、写真を撮って退散。
今思えば、また違った角度からの写真が撮れたのに、弱虫でした。
熱塩観音堂(あつしおかんのん どう)
山門を潜って、左手、奥に熱塩観音堂があります。
大きな赤い屋根。
一緒に写っている御堂は不明。
案内板から書き起こし。
宝形造(ほうぎょうづくり)Wikipedia
禅宗様(ぜんしゅうよう)Wikipedia
案内板はもう一つあって、こちらは喜多方教育委員会のもの。
書き起こし。
堂は三間四方で北面。
場所、地図
名称:曹洞宗護法山示現寺所在地:〒966-0101 福島県喜多方市熱塩加納町熱塩甲795
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