この演奏会は盛況のうちに終了いたしました。日本語は綺麗です。歌曲も人の歌声も。
不思議なもので、聞く人によって好きな歌は変わります。
自分は「堀口大學の『忘却』が良かった」と言えば、さかなさん(つれあい)は「谷川 俊太郎の『しぬまえにおじいさんのいったこと』」が良かったと言い、一番が沢山あるのは不思議に思うのです。
曲目、選曲も素晴らしかった。
日本語は美しい。詩人の言葉には言霊が宿っている。それが日本語だとするならば、本日演奏されたどの曲にも、どの歌詞にも、魂が宿っていました。
それを歌いきる、伝え共有する素晴らしい演奏会でした。
演奏会(2022.5.15)の紹介です。
中学で知り合った時には、彼がまさか国立音大(くにたち音大)へすすむとは思っていなかったですし、ましてや、会津に居を構え、こうして今も彼の歌声が聞けるなんて、縁は不思議で、奇跡のように思えることがあります。
楽器の音色も素敵ですが、心に響く音色としては人の声はストレート、真っ直ぐに響いてきます。
歌声もそうですが、歌詞による共感は楽器にない大きなアドバンテージ。
Kenji Kaneko(金子 堅治)のテノールでお楽しみいただけます。
コロナ禍にあって人の集まるイベントは自粛傾向にありました。
イベント開催者や参加者の意識の高まり、対策の強化と実施によって、徐々に、そしていつか普段通りの日々がやってくることを願っています。
自らも、手洗い、うがい、不要な所は触らない、手指消毒をして感染対策を行って演奏会を楽しんできたいと思います。どこに行くにも同じ事ですが、周りの迷惑にならないようにしっかり行うよう心がけます。
シリーズ第4回〜いちばんすきなひとに
オール木下牧子作品による『新しい日本歌曲の演奏会』
日時:2022年5月15日(日)13:30開演
場所:會津稽古堂多目的ホール( 福島県会津若松市栄町3−50 )
木下牧子の歌曲作品を集めた演奏会です。
2007年から2016年に作曲された新しい歌で、「竹とんぼに」「なにかが、ほら」「いっしょに」といった歌曲。歌曲集「古風な月」、歌曲集「いちばんすきなひとに」が歌われます。
「古風な月」では明治から大正生まれの詩人たちの「月」をテーマにした幻想的なメルヘンの世界を楽しむ事ができます。
またメインの「いちばんすきなひとに」は黒田三郎、立原道造、尾形亀之助、堀口大學、谷川俊太郎ら5人の詩人の詩が、恋の始まり、高揚、冷却、未練、昇華という流れに沿って並ぶとても素敵な大人の恋の歌になります。
日本語の美しさも楽しめてお得(損得でモノを言うな、と天の声)。
チケット:2,000円
会津風雅堂のほかHP(https://www.kenjikaneko.com/news)でも予約ができます。
リハーサル映像です。
オープニングには木下牧子先生の人気の一曲「竹とんぼに」(詩:岸田衿子)
Kenji Kaneko(金子 堅治)
東京で生まれ、家族の仕事で会津若松へ
福島県立会津高等学校を卒業し、国立音楽大学声楽科に進む
会津大学短期大学部社会福祉学科で12年に渡り教壇に立つ
Ars Nova金子音楽教室主宰
お勧め、YouTube チャンネルの登録をお願いします。
会津を活動拠点にしてくれて嬉しい事です。
(と言っても、自分も会津生まれではないのでニュアンスが微妙です)
会津が、福島が、もっと音楽の溢れる親しまれる町になるよう、これからの活躍も楽しみです。
僕達は中学で知り合いました。
遠い昔なんだ。と、しみじみ。
歌 金子堅治、ピアノ 金子理恵
素敵な写真です。
以下は2021年の演奏会の紹介です。僕たちが出会った頃の思い出も語ってます。
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