秘仏 本尊聖観世音菩薩立像のご開帳
2020年12月に本尊聖観世音菩薩立像と観音堂回廊の修復が完成したことを祝い、ご開帳されています。2021年6月30日までです。コロナ禍でご覧いただけない方も多いので秋にもまたご開帳したいと話されていました。
会津ころり三観音の一つ。会津三十三観音別格番外。
ご開帳中は、拝観料300円です。
会津ころり三観音
三つの観音様にお参りすることで長患いすることなくコロリと極楽往生できるとされており、多くの人たちが満願成就のために訪れます。
弘安寺 中田観音堂(なかだ観音)
恵隆寺 立木観音(たちき観音)
如法寺 鳥追観音(とりおい観音)
鳥追観音如法寺 仁王門
東側参道入口に仁王門があります。
正面からは見えません。仁王門を建てられた当時にはなかっただろう木が立っています。
力強くカッコいい金剛力士像。
開口の阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像です。
参道の小僧
仁王門を潜った後の参道。
参道には三体の小僧が建ってました。
最初のは「あんない小僧」しんせつ やさしい心と彫ってあります。
二つ目は「そうじ小僧」おてつだい ほうしの心とあります。
箒を持っていて前かけで巻いてます。前かけなくてもいいのではないかと思いますが。
三つ目、がっしょう小僧。
しあわせ いのりあう心。
常香炉と燭台
常香炉と燭台があってその手前に蝋燭と線香があります。各50円です。
線香は蝋燭の火でつけてとありました。たぶん、ライターのガスがあっという間に無くなってしまうからではないかと思うのですが、この日は平日でしたが参拝者がひっきりなしで、線香の煙も絶えない感じでした。
凝った手水舎
きちんと水のでている手水舎です。
造りもなかなか凝っています。
手水舎ばかりで4カットも写真を載せること初めてだと思います。☆⌒(*^-゚)v
伝えたいこと、見せたいことが1カットで撮れない自分の未熟さ故で威張れません。
鳥追観音如法寺(にょほうじ) 鳥追観音堂
観音堂は、東西向拝口・三方開きという独特な構造になっており、東口から入り、鳥追観音に祈願したら、戻らずに西口から出るという全国でも珍しい構造になっています。その西口の彼方が「西方浄土」の世界で、鳥追観音の大慈悲により安楽往生が叶うとのご誓願によっています。
唐破風向拝(からはふこうはい)には動物(象・獅子・龍)や植物など縁起物の彫刻が細かく彫りこまれていて見ごたえのある建物となっています。
鳥追観音堂の手前に拝観料の案内がありました。
自分達は仁王門のところで拝観料を払い木札をいただいていました。
周りに柵があるわけではないので、仁王門を通らずに来られる方もいらっしゃるのかもしれませんが、神社・仏閣ではちゃんと門や鳥居を通りましょう。
運悪く木札がなくなると「ごめんなさい」になるようです。拝観料は変わりません。( ´△`)
左甚五郎が刻んだと伝わる、隠れ三猿
日光東照宮の作品でも有名な左甚五郎が刻んだと伝えられる、三匹の猿の彫刻です。
さて、どこにいるでしょうか。
鷹(災難)より隠れ猿。
鷹(災難)が猿を見失っている様子。災難より逃れ猿。
手枕で寝ている様子なのだとか。
観音の大慈大悲に祈願してこの三猿を探し得れば牡丹の蕾が花開くように幸運が開き「福マサル」といわれています。黄色っぽいのが牡丹の花で、猿は牡丹の蕾に似せているという話でした。
所在地、地図
名称:鳥追観音(如法寺)著在地:〒969-4406 福島県耶麻郡西会津町野沢如法寺乙3533 字
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