この日は「裏磐梯エコツーリズム協会の2020年体験プログラム」に参加して、午前中はウチダザリガニの調査・計測&茹でて食べてました。これです。
裏磐梯 レンゲ沼・中瀬沼
赤い太い線が行きのルートです。
下がスタートの「裏磐梯サイトステーション」です。中瀬沼展望台へ向かいます。
ガイドさんを先頭に、殿(しんがり、一番後ろ) には熊除けのスタッフさん。
熊も猪も出るというお話でした。
ガイドさんからは、いろいろな話をききました。メモしたりしてましたが、写真を見てもどれがどれだかわかりません。ご容赦。思い出せる程度に書いてみます。
この赤い実は、あたりが雪景色になっても残っているそうです。それは綺麗なのだけど、動物や鳥達にしてみればそれだけ食べたくない実だそうです。
レンゲ沼・中瀬沼探照路はとても手入れのされた探照路で歩き易いです。
磐梯山が噴火して、崩落した山が裏磐梯全体を埋め尽くしました。
一番深いところで、なんと150m。
今の人たちが生活している150m下が、磐梯山噴火前の人たちが暮らしていた場所で、磐梯山噴火で行方不明になった人を探すことは不可能という話しでした。
そして、何もなかった裏磐梯に最初に植樹されたのが陽光を好む松で、約130年前に植えられたそうです。
この松に鳥や動物が来て、今の森ができました。
最初に植えられた松は、今では枯れ始めていて、森の形はこれからも変わっていくという話しです。
裏磐梯には大小様々な沼が多数あり、名のない沼も多いです。
冬、雪が積もると、この沼の上を歩いて行けるようになるので、冬のトレッキングも楽しいですよ、という話。冬のトレッキングではスノーシューズの貸し出しもしてくれるとか、また、歩き用のスキーを借りて参加する方もいるようです。
最初の三叉路。左にいきます。右から帰ってきます。ルートを書いた地図の「現在地」となっている場所です。
たぶん、レンゲ沼。ここにはじゅんさいは生えていないという話し。
沼は繋がってますが、沼ごとに植生があるようです。
ウリみたいな木肌です。メモが残ってなかったので調べたら、「ウリハダカエデ」とありました。
カラハナソウです。ビールの苦味、香りの原料となるホップの近縁。
潰して匂いを嗅ぐとそれっぽい感じがします。実を齧るとビールの苦味がします。
黒い丸い実がヤマブドウです。
取り易い所にあれば取ってみんなで食べてみましょう。ということですが、取りやすい場所は動物達が食べてしまってなかなかありません。
子供達がママゴトをする時にご飯代わりにするので「アカマンマ」と呼ぶのだとか。イヌタデという名前です。これは、あちらこちらに咲いてました。
アケビも沢山成って見えますが、これは全て実がありません。
食べられた後です。
実があったらみんなで食べましょう、という話しですが…。
茎の模様がマムシのようなマムシグサ。その名の通り有毒性があります。
姫沼です。こちらの沼にはじゅんさいが生えているそうです。
葉っぱに筋がないのがじゅんさいです。
写真では分かりにくいのですが、土を掘ったあとがあるのは猪だそうです。
フユノハナワラビと教わりましたが、葉っぱの形状がオオハナワラビに似ています。ただし、オオハナワラビは東北地方中部以南で、東北では珍しいとあるので、やっぱフユノハナワラビなのでしょうか。
裏磐梯は噴火によってできているので、露出して見える岩や土は実は足元の地面と同じです。地面の中も巨石がゴロゴロしているかと思うとびっくりです。
コマユミです。
ガイドさんの話を聞きながら、また参加者の話もあって聞けて楽しいです
巨大で開いてますが、これはワラビの仲間。
途中、トレッキングルートの隣を川が流れていました。
裏磐梯には珍しく流れの強い普通?の川です。ずっと、沼と沼を繋ぐ流れの見えない川をみてきたので新鮮です。
参加者で回して食べたヤマブドウです。
熟していて美味しいです。ヤマブドウは取れましたが、アケビはとうとう実の入っているものを見つけられませんでした。
今日の午前中にみた、曲沢沼ほど紅葉はしていませんが、だんだんと色づいています。
少しずつですが、絶え間なく人がやってきます。
磐梯山の隣にあった小磐梯(1750m)が1888(明治21)年の水蒸気爆発によって山体崩壊。その時の岩なだれによって裏磐梯は埋め尽くされ荒野と化しました。477名が亡くなりました。
中瀬沼展望台から裏磐梯サイトステーションへ帰ります。赤い太泉の上から下に向かいました。
チマキとかを包む笹です。
群生してました。
ミズキです。同じところから開くように枝が伸びるのが特徴で、幼木は赤く団子さしの木に使われるとか。
赤い木が縁起物とされるそうですが、団子さしの木がミズキとは知りませんでした。
桑の木もあったのですが、カイコもいました。飼育されているカイコは飛べませんが、当然、こちらは飛ぶそうです。
ウバユリがタネを作ってました。
タネは、風が吹くとカサカサと音を立てながら落ちるそうです。
いい雰囲気の木道があります。
裏磐梯サイトステーションへ帰ってきました。
ガイドさんがいると教えてもらえるのがいいです。
ガイドさんが居る時はこんなカードが出ているようです。
「お一人」500円。
その価値は十分あると思いました。
WiFi完備です。少し休もうとしたらWiFiがあると助かります。
磐梯山に向かって展望室があります。
天気の良い日は絶景だと思います。
入り口展示に「キツツキがつついた木」がありました。
これから冬になって葉が落ちると、バードウオッチングの季節だそうです。
お土産も買えます。
天気が不安でしたが、今日一日、カッパを着ることもなく過ごせてよかったです。
冬のトレッキングも楽しそうですが、夏のじゅんさい取り体験も楽しそう。
じゅんさい取りは、じゅんさいが高いものなのでお土産に持って帰れるので「お得」とも。
所在地、地図
名称:裏磐梯サイトステーション所在地:〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村檜原小野川 原1092−65
このトレッキングの前に居た「ペンション とも」のすぐ近くにあった「ヒロのお菓子屋さん」が有名店だと聞き、お昼のデザートに「花豆モンブラン」を食べてきました。口福を味わいました。
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