会津の天神様
「会津の天神様」で検索すると、「お菓子の蔵 太郎庵」のお菓子(会津の天神さま)も検索されます。
会津では有名な、ファンも多いお菓子です。
このページの「会津の天神様」は、お菓子ではなく、張子の人形になります。
会津の天神様は、胴体が張子で作られた人形です。
今から四百年余り前、会津藩主 蒲生氏郷(がもう うじさと)公が京の人形師を招き、無役の武士に製法を習わせたのがはじまりといわれています。
桃の節句に、女の子にはお雛様、男の子には会津天神様を飾る風習があったそうですが、ウチでは年中飾ってあります。
そもそも、天神様(てんじん さま) とは
天神様は、菅原道真(すがわら みちざね)公の事で、人が神様になった稀有な例になります。
童謡「通りゃんせ」の天神様です。
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
会津の天神様は、その菅原道真公を祀った張子の人形になります。
菅原道真 公は、学問や書道の神様です。
多くの神社が神話に出てくる神や天皇を祀っていますが、菅原道真 公は天皇の臣下で、学問に秀で、学者、政治家、文人と活躍した人でした。
その菅原道真 公が神様として祀られるようになったのは、政争に巻き込まれ、九州に左遷されて失意のうちに亡くなった後、都で疫病や火災が相次ぎ、それが菅原道真の祟りと信じられた為、そこで神様として祀って祟りを鎮めようとしたようです。
菅原道真(すがわら みちざね)公を祀る神社は天満宮あるいは天神社と言い、天満〜、天神〜、菅原〜と呼ばれる宮や神社になります。
会津の天神様(張子人形)
会津の天神様は、概ね写真のような姿形です。胴体は張子で、これは赤べこや起き上がり小法師と同じです。手作り品でお顔立ちが一つ一つ異なります。(現在はどうなんでしょう、ずっと手作りであって欲しい物ですが)
お顔のアップです。お顔は張子ではありません。
端正で綺麗なお顔です。
ウチのはキリリとしたお顔立ちで気に入ってます。
お帽子は、烏帽子(えぼし)では無くて、冠(かんむり)と呼ばれるもののようです。
横の棒は、髷(まげ)を上方向に止める仕組みになります。あの長い冠の中は束ねた髪が入っている訳です。
最近、会津の天神様を売られているお店を見かけなくなりました。探さないから目に入らないだけなのかもしれませんが。
会津の郷土玩具
会津の張子人形には「会津天神様」の他に「会津の赤べこ」「起き上がり小法師(こぼし)」があって、どれも縁起物とされています。
会津の天神様がありました。でも、ウチの方がお上品な感じがしますが(ウチの子の方がぁぁぁ)
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