会津の赤べこ 疫病退散(ウイルス除け)

赤べこ工芸
赤べこ

新型コロナ(COVID-19)は会津にもクラスターが発生したりして、身近な感染症となりつつあります。
2021年早々に新しい赤べこが加わりました。
「番匠」というお店の赤べこで、白虎隊が自死した飯盛山の近くにあります。
学年行事(保護者主催)で飯盛山へ行き、番匠で赤べこの絵付けをやったのが前から家にあった赤べこの由来です。(^^;
赤べこは郷土玩具で信仰の対象ではありませんが、ご利益を願うものになっています。
手を合わせるのは水道でしょうか。水流に手を合わせればご利益はあると思います。
ウイルスは減菌させることで体の抵抗力が勝る限り発症はしません。
かといって四六時中、手を洗うことはできませんし、手を洗いすぎて手荒れを起こすと体のバリアが失われるので、ほどほどにするしかありません。
洗ってない手で顔を触らないこととかも聞きますが、意外と顔を触る機会は多くて大変ですが、良い習慣が身に付けばと思います。

新型コロナ対策の一つに

会津ではまだ新型コロナ(COVID-19)の感染者が出ていません。
(2020年8月に会津若松市内で最初の患者がありました)
理由はいろいろあるのでしょうが、いろいろが総じて功を奏しているのでしょう。
いろいろな理由の一つに、会津の多くの家庭に赤べこさんがいるから、なんて考えるのもアリでしょうか。赤べこに書かれた黒いマークは、ウイルス(天然痘)除けのご利益を願ってのことだとか、まさに新型コロナ対策にはうってつけです。
会津若松商工会議所のホームページでは、赤べこのペーパークラフトが公開さていますので、ご家庭に赤べこさんを置かれてください。

弟が池袋で働いてますが、突然、電話をしてきました。
周りにコロナの発症者が出ていて、地雷原を歩くみたいになっていると言う話でした。マスクも消毒液も足りているそうですが、コロナ発症の話が半端無くて、行った店が「コロナの発症があったので閉めます」とか。
聞いたら、赤べこは無いと言う事なので送りました。気休めくらいにはなるでしょう。

会津の赤べこ、とは

会津の赤べこは、福島県会津地方の郷土玩具です。
和紙で作られています。首が糸でつられていて、首が左右、前後に触れます。買う時は首を振って愛嬌の感じるものを買うと親しみも一層湧きます。今では玩具としてよりは置物になっていて、お守りみたいに大抵どこの家にも見ることができます。

ごめんなさい、画像はキーホルーダーの赤べこなので和紙製ではありません。ウチの赤べこさん達は、子供が体験学習で作ったものなので、ちょっとお見せ出来ません(^^/

縁起物としては起き上がり小法師(こぼし)もあります。起き上がり小法師は斉の神の時にお焚き上げしてしまいますので毎年新しくなりますが、赤べこはずっと家に置いて置けます。
和紙で作られているものとしては天神様もあります。
「べこ」は牛のことです。

赤べこは、柳津虚空蔵尊「圓蔵寺」の本堂を再建するとき、難工事で困っていたところ、どこからともなく赤い牛があらわれて工事を助け、無事に完成したと伝えられています。柳津町の圓蔵寺には赤牛伝説のモデルとなった牛の石像も残されています。
そのような言い伝えから、赤べこは、「幸せを運ぶ牛」として、家内安全、金運上昇、疫病退散と幅広いご利益が願われます。
また、「子供が強く育ちますよう」「子供が健康に育ちますよう」という願い、祈りが込められて、子供の誕生と共に家に置かれることが多いかもしれません

赤べこには、疫病退散の祈念もありますが、先ずは人事を尽くしてからです。よろしく。

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