西会津国際芸術村で中華を頂いてきました
福島県、西会津は福島県と新潟県の県境に位置します。
西会津国際芸術村は、旧新郷中学校の木造校舎を活用した展示、イベント、地域受発信センター?、秘密基地みたいなもの?(よくわかってないかもしれません。是非皆さんでご確認ください)
震災以降、西会津の復興イベントにはよく参加していて、そんな縁から今回も連れ合いが参加申し込みをして行ってまいりました。
帰りしな、西会津の道の駅に貼ってあったポスター
今はインターネットで情報が得られますし、参加申し込みもできるので、この手のポスターやチラシを行ってから見る事が多くなりました。
建屋は旧新郷中学校です、建屋の前はグランドになっていて、プールもそのままあります。
一見、古めかしい木造校舎ですし建屋内部も校舎時代を偲ばせます。ある程度の年齢の方には懐かしい感じがすると思いますが、結構キチンと手が入ってまして隙間風なんかありませんし、ガラスはペアガラスになっています、建屋も設備はなかなかのものです。
表札!、クール!、ビューティ!、お洒落です。
最初にマスクが渡され、手洗い、消毒もしっかり案内。
会津にはまだ新型コロナウイルスの発症者はいませんが、こんな時期でもありますのでお気遣いも大変だったかと思います。スタッフの方達がキチンと意識を持って対応されていたので安心して参加する事ができました。
もちろん、参加者一人一人が十分に気をつける事が何より大切と思います。
まぼろしレストラン。今日のイベント、これなんだ(申し込みはつれあい任せで、よくわからないまま参加しました)。ここに使われている写真は、コーヒーの淹れ方教室の時のものですね(これにも参加しました)
まさみつさんと中華を作る
本日のメニューです。
乾燒蝦仁(エビチリ)
韮菜炒牛肝(レバニラ)
木須肉(キクラゲ炒め)
水餃子
蛋花湯(たまごのスープ)
ひみつのおやつばかりではありません、追加のメニューもありました!
それに、おやつと呼ぶにはちょっと立派な物が出てきてビックリなんですが。
コンロはこの火力のありそうなもの一式になります。うちもこんなの欲しい。
調理台、広くて使い易かったです。
さて時間になりまして、スタッフの紹介、まさみつさんの紹介がありました。
まさみつさんですが、一言で紹介しますと「ただの村人」となりますでしょうか(失礼をごめんなさい)。
しかし、後で、すぐにわかることですが「ただの村人」ではありませんでした。
調理の仕事をされている訳でなく、たまたまスタッフの方が居合わせた場所で料理を出された縁で先生をお願いしたと言うお話でした。
正解は「只者では無い村人」でした。
これから以下を見ていただけば解りますが、これらのメニューを私達初顔合わせの人間のお手伝いだけでチャッチャと作れるのはちょっとしたものだと思うのです。それも、どれもこれも町の中華屋さん真っ青な出来栄えです。手際といい、見栄えといい、味といい、一家に一人まさみつさんが欲しい。
あと、実はこのメニュー以外にラーメンをご馳走になっています。家にある材料でお店のラーメンに迫るレシピという事でご伝授いただきました。これが追加のメニューです。
あと、奥様が作られたという「いちご大福」と「桜餅」まで頂いて・・・これがまたびっくり仰天で、お店に出せる、というか、それもかなりハイレベルな味で・・・西会津、恐るべし。これが「ひみつのおやつ」です、こんなおやつが出たら幸せこの上ないです。
まさみつさんに後でお聞きしたら、国際芸術村での調理場を使うのは初めてとの事でした。一般家庭用に比べたら大火力のコンロなので、どうでしたかと聞くと、コンロより北京鍋が油に馴染んでなくて大変だったというお話でした。・・・西会津、奥深し。
山里という事もあって西会津の人はなんでも自分でやる人が多い、とか。でも、こんな高いレベルでやるのって、凄くないですか、西会津。
キクラゲをもどしています。西会津は椎茸やキクラゲの栽培が有名で、どちらも高品位な物が手に入ります。このキクラゲも立派です。
レバーの下ごしら中。まさみつさんが最初に言ったのは、下ごしらに時間が掛かるだけで、火を通すのはあっと言う間。下ごしらの一手間が美味しいものを作るのには大切。
参加者で手分けして切りました。言われるがままに野菜を切っているので、どれが何になるのかよくわかっていません。
これは餃子のタネですね、これくらいならわかります。
手分けして餃子を包みました。
見事な大皿がありました、西会津の土で焼いた物だとか。他に2枚、同サイズのものがありました。ちょっと家庭では使えないサイズですが。
左がキクラゲ炒め用の卵(10個)で一時取り置き、右がエビチリ用でエビチリ待ち。
着々とゴールに向かっている感じがしますね。
鍋は北京鍋です。中華鍋って呼んでいたら、片手の物は北京鍋と呼ぶと参加者の方に教えていただきました。
帰って調べたら、鍋の両方に浅い持ち手がついている物は広東鍋と呼ぶようです。
いいですね・・・大皿・・・いや、レバニラ。
ふと思ったのですが、「韮菜炒牛肝」ってニラレバじゃない、ニラ炒めレバー。
googleさんで調べたら、レバニラかニラレバかって話が山のようにありました。
上は、googleさんの「レバニラ、ニラレバ」の検索になりますので、ご興味があれば。
結論としては、日本では、「レバニラ」が多数のようです。
机は、新郷中学校で使われていただろう机の天板を張り直して再利用されていました。
一つ一つがこれくらいのサイズがあると使いやすいです。
まだ、人は座ってませんが、これから楽しくなりそうな雰囲気でしょ。
春雨サラダも家族が言うには、家のより美味しいとか。
いやいや他の料理はともかく、春雨サラダは互角でしょう、キクラゲや錦糸卵を入れるだけ家の方が複雑妙味と思うのですけど。
酢を入れ過ぎとか、春雨が違うんじゃないとか、家族には分析されました。
レバニラ、水だけの血抜きですが、キチンと臭みが抜けて美味しい!
エビチリ。プリプリで、もちろんかたくない、エビの甘味が生かされたソースで、ソースそのものも美味しい。エビチリって、外で食べると味付けが濃くてエビの甘味が味わえなかっり、ソースに深みが無くて食べているうちに飽きたりすることがあって敬遠しがちなのですが、これは美味しい。
キクラゲの炒め物です。
えっへん、どうだい!って私が威張っても仕方ないのですが、美味しそうでしょう。家で作りたいと思った一番が、このキクラゲの炒め物です。ご馳走っぽくて気に入りました。
卵スープです、卵ふわふわ。家でも真ん中の子が好きなので、帰省するとよく作ります。
この日、自分の認識が変わったのがこの水餃子。
私は餃子は焼き餃子派で、水餃子って美味しいと思った事がありません。
大抵、厚ぼったい皮で、ワンタンでいいじゃん、と思っていました。
この日は、薄皮で、確かに時間が立つとユルユルになっていましたが、出来立ての水餃子は美味しかったです。
水餃子は「すいぎょうざ」で、中国では茹でて、湯切りした物(スープ無し)が主流だとか。
家庭の材料で作るラーメン家さんレシピ伝授中。
チャーシューはまさみつさんが用意してくれました。なんか至れり尽くせり、お世話になりっぱなし感が満載です。
やっぱ、ラーメンは、醤油といい塩といい、ヤバイです。
塩分が6gは超えますね(WHOの食塩摂取目標は1日5g、日本の病院の栄養指導だと大体1日6g)。1日で考えると大変だから3日18gの目安で、取り過ぎた後を控えればいいとも言われます。
でも、ラーメンって美味しいんですよね。まさみつさんが用意してくれた麺は、家で食べる製麺所と同じ麺で、食べ慣れている麺と言うのもポイント高いです。
醤油ラーメンって、「醤油」の段階で、もはや和風。日本人には馴染みすぎて、もはや中華って感じはないのではないでしょうか。
いちご大福と桜餅
まさみつさんの奥様が用意してくれました。
こんな風に、誰でも作れる物なの?
なんか、何もできない自分が嫌になりますね。
甘さ加減といい、食感といい、完璧です。
いちご大福はハードルが高そうなので、桜餅トライしようかな。
それにしても、ちょっと頂き過ぎました。
まさみつさん、奥様、ご馳走様です。
このような機会を頂いて、西会津、西会津国際芸術村のスタッフの皆様、ありがとうございました。
美味しい物でお腹一杯になって幸せです。
その後、ウチで作りました。
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