磐梯 沼尻高原ロッジについて
猪苗代の磐梯 沼尻高原ロッジ(ぬまじりこうげんロッジ)は、福島県出身の登山家 田部井淳子さんがオーナーを務めていたロッジでした。
自分の娘が田部井淳子基金の「東北の高校生の富士登山」に参加した縁もあり、芦ノ牧温泉の旅館、大川荘さんの元で磐梯 沼尻高原ロッジがリニューアルオープン(2019年11月)されたという話を聞いて気になっていました。
芦ノ牧温泉にある、DECCORA(デッコラ)で食事をしたところ、お店に沼尻高原ロッジのチラシがおいてありました(DECCORAも大川荘でプロデュースされたお店)。
チラシを見ると、日帰り入浴をやっています、なんとチラシ持参で半額!
宿泊しかやっていないと思い込んでいたので、早速、行ってまいりました。
猪苗代駅から中ノ沢沼尻温泉までバスで30分の案内になっています。
国道115号線から県道24号線に入ります、県道24号線に入ってからは車で約6分の距離でした。
沼尻高原ロッジ 外観、重厚で趣のある建物
訪れた日は生憎の曇天の日でしたが、沼尻高原ロッジの外観は重厚な建物でした。
普段の「日帰り温泉」とは異なる趣で、気分は上々です。
建屋前に薪小屋がありました。
薪は割らなければならないので、大抵屋外の少し開けた場所のあるところにあったりします。薪ストーブが好きなんですが場所がなくてウチには置けません、薪小屋を見るだけでテンションが上がります。
沼尻高原ロッジ 内装、調度品の質が高く気分が華やぐ
建物に入って早速、期待通りに暖炉がお迎えです。赤々とした火が温もりを感じさせます。
暖炉から奥を見ると、ロビーがありました。
明るいけれど落ちついた雰囲気に気分が高揚します。
フロントの写真を撮り忘れてしまいました。後で撮ろうとしたのが失敗の元でした。
ロビーからエントランス方向をみたところ、右側がフロントになります。
全館を通して、照明まで考えられたカラーコーディネイトが素晴らしく思います。
関係ありませんが、自分はカラーコーディネーター3級持ちです。テレテレ(2級以上とってからテレろって話ですが)。
お風呂、単一口湯量が日本一の元湯から引湯する沼尻温泉
ロビーに向かって右側にお風呂の扉がありました。
一見しただけではわかりません。
どの扉も建物と同じく重厚な作りで、しっかりとした安心感があります。
パウダールームと脱衣所が扉で完全に分かれていますので、お風呂に入る時はパウダールームを抜けて脱衣所まで行きます。
こうして改めて見ても、一枚板でこしらえていて、作りの質の良さが伺えます。
脱衣所は広くはありませんが、想定される使用人数からすると程よいサイズなのかもしれません。
ここに温泉の分析表が掲示されていました。(写真を撮ってきていません。失敗)
この日はエメラルドグリーンの温泉、源泉掛け流しです。
後で話を聞いたところ、その日の「湯の花」次第で、白くなったり、透明になったりするようです。
自分が鈍感なのか、あまり硫黄臭はしないと思っていましたが、この日に使ったタオルはこの後数日間、ものすごく硫黄臭がしていました。効能は抜群ですね。でも、大切なタオルは使わない方が無難だと思いました。
東北には18の活火山がありますが、安達太良山(あだたらやま)はそのうち1つになります。沼尻温泉はその安達太良山中にある源泉(元湯)で、すぐ近くの中ノ沢温泉も同じ源泉からの引湯になります。源泉は単一口湯量が日本一で毎分1万リットル以上、惜しみなくジャバジャバと注がれていました。毎分1万リットルって、家庭用のお風呂を300リットルとすると33個分、これが毎分湧いているわけです。
猪苗代観光協会さんのページに源泉の写真がありました、ちなみに猪苗代町は、磐梯山(ばんだいさん)、安達太良山(あだたらやま)、吾妻山(あずまやま)と3つの活火山を抱えてます。
磐梯山、安達太良山、吾妻山は、日本百名山に選定されています。
調べると、沼尻温泉の泉質は硫黄泉(いおうせん)のようでした、硫黄臭します。<-ちょっといい加減です。温泉分析表を撮り忘れで確認できません。皮膚病には効くようです。
温泉については、詳しくは以下をご覧ください。
熱いです。
湯口のところに蛇口があるので、水で冷ませば良いのですが、これも後で聞いた話で気付きませんでした。
というか、冷ます気はなかったので、そのままじっとしていたら、いい感じで馴染んできました。
湯口です、この裏に蛇口があったとか。
露天風呂です。外気にさらされている分、ぬるくなっています。でも、相変わらず温泉が豊富に注がれているのが排水口を見るとわかります。結構な勢いで排水されていました。
内風呂で体が火照っているので外気が気持ちいいです。熱い湯だと湯あたりの心配もありますが、この露天風呂なら少し長めに入っていることもできます。
日帰り温泉の入浴時間は、11:30〜14:30になっています。ゆったりとお湯に浸かって寛ぐことができました。
沼尻高原ロッジに残る、田部井淳子さん縁の品々
館内には縁の品々があちらこちらにあって、田部井淳子さんを偲ばせます。
2Fにラウンジがありますが、こちらは宿泊者用になります。こちらの田部井淳子さん縁の品はラウンジ内のを撮らせていただきました。
今度は宿泊も
今回は、日帰り入浴で温泉を楽しんできましたが、磐梯 沼尻高原ロッジは宿泊がメインです。
宿泊は各部屋定員2名ですが、特別室を3名宿泊にできるそうなので「電話で相談されてください」との事でした。特別室も、宿泊者用のラウンジも見せていただきましたが、洗練された調度品と居心地の良い空間となっています。写真も取らせていただきましたが、今回は日帰り温泉のポストなので、ご覧の方に誤解の無いよう割愛しました。
大切な事を忘れてました、宿泊の楽しみには、黒澤さんのお料理が堪能できるのも一つですよね。
いつか、宿泊してラウンジやお部屋やお料理らをご紹介できる日があるといいのですが。
沼尻高原ロッジ、最後に
沼尻高原ロッジの看板です。この看板はみたのですが、通りすぎました。
奥に建物を見つけたのでUターンしました。思いがけない看板ですが、これが目印ですので、お見落としのないよう。
近隣にある、ホテルや旅館などの宿泊施設でも日帰り温泉が楽しめるようです。
沼尻温泉案内マップには沼尻高原ロッジの他、4件の案内がありました。
入浴料は施設毎に異なりますのでご確認ください。
本文中、湯船などの画像がありますが、許可を得て掲載しております。
近くには、見応えのある達沢不動滝があります。セットで楽しむことができます。
磐梯 沼尻高原ロッジ 公式サイト
沼尻高原ロッジ ホームページ
場所 住所、地図
沼尻高原ロッジ〒969-2752 福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養沼尻山甲2855
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