記事は全て訪れた日の情報(画像含む)に基づいています。必ずしも最新の情報ではない事をご承知ください。
本サイトやYahoo(ヤフー)等から対価要求がある事はありません。そのような事がある場合は、無視・お断りください。
あわまんじゅう 会津柳津町 名物、名産
「あわまんじゅう」は福島県 会津柳津町(あいづ やないづまち)の名物です。
全国的にも珍しい饅頭で、他の地域の特産や名物として作っているところは見つかりません。
粟饅頭Wikipedia
で見ても、「柳津の銘菓」としてしか説明はありませんでした。
(ちょっと嬉しい)
粟(あわ)のプチプチした食感に、餅の粘りを持ち合せた独特の食感。
もちもちだけど口当たり良く歯切れも良い。
中には、こしあんが入ってますが、生地とのバランスが素晴らしく美味しく、気楽に食べられる一品です。
柳津に寄られる事があれば、是非、ご賞味ください。
会津柳津町 or 福島県河沼郡柳津町
柳津(やないづ)の地名は「福島県河沼郡柳津町」になります。
「かわぬまぐん」「やないづ まち」です。
基本、会津地方の各市町村は、会津XXと呼ばれ場所が多いです。
「会津」と言えば「会津地方」を指し、「会津若松市」を略して「会津」とは呼ばず、「若松」と呼ぶのが通例です。
食べ方
奪い合いです・・・そんな食べ方はありません。
置いておくと固くなりますので、買ってすぐに食べるのが一番美味しいです。
1日おいたくらいなら、そのまま食べても好きです。
賞味期限は2日ほど、かたくなっている時は、もう一度蒸してから食べると美味しい。
チンして温めるだけでもOK、お土産にも喜ばれます。
名の由来、あわまんじゅうの歴史
1818年(文政元年)柳津で大火が発生し、「日本三大虚空蔵尊」の一つに数えられる福満虚空蔵尊円蔵寺の堂塔伽藍や門前の集落が焼けてしまいました。当時の住職である喝岩和尚は幕府や会津藩と掛け合い復興に取り組み、1829年(文政12年)円蔵寺本堂を再建しました。その際に喝岩和尚が「もう二度とこのような災難に[あわ]ないように」との願いを込めて、当時、多く生産されていた粟(あわ)を使った饅頭を奉納することを思い立ち、門前の菓子職人に作らせたのが始まりと伝えられております。その後、これを食べれば災難にあわないとの縁起担ぎから、広く愛され食べられるようになりました。
小池菓子舗の案内板より
銘菓 or 名物
最初は、「あわまんじゅう」を銘菓として案内してました。
名に由来があって由緒ある菓子を「銘菓」と呼ぶならば、まさしく「銘菓」と呼ぶに相応しい菓子だと思ったのですが、「銘菓」では、どうも上品すぎます。
「あわまんじゅう」は誰もが「うめぇ、うめぇ」と言って食べるのが似合っていて、幅広く愛されている事を思って、「名物」に案内を改めました。
粟饅頭 あわ饅頭 粟まんじゅう あわまんじゅう 表記の揺れ
会津柳津では、「あわまんじゅう」が一般表記になっています。
Wikipediaでは「粟饅頭」。一般的には「あわ饅頭」の案内も多いですが、本稿では「あわまんじゅう」にします。
理由の一つに「粟(あわ)」と「栗(くり)」の字が似ていて、「粟饅頭」「粟まんじゅう」では一見して「くり饅頭」と混同され易いということもあると思います。
クチナシで黄色の饅頭に
「あわまんじゅう」は、粟の実をイメージした黄色です。クチナシで黄色に染められた生地を使います。
あわまんじゅう ネット検索 価格
会津柳津 で あわまんじゅうを作っている店
会津柳津の町内には、あわまんじゅうの和菓子店が4店あって味を競っています。
小池菓子舗
いなばや菓子店
はせ川屋
岩井屋
の4店。
以前は「香月堂」があって5店あった話ですが閉店されました。
写真は「あわまんじゅう 食べ比べセット」。
町内の4店のあわまんじゅうが揃っていて、食べ比べができます。
バスツアーの一部に只見線に乗る企画があり、只見線の車内販売で買ってます。
道の駅とかで売っているのではないかと思います。
2020 バスツアー 冬の奥会津を巡る旅 会津バス
製造・販売店の4店は、円蔵寺の只見川側の道路に、それぞれ離れて建ってます。
小池菓子舗(こいけかしほ) 製造・販売店
リニューアル店舗、外観
すっかり新しくなって、今風の店になっていました。
小池菓子舗は創業も古く、福満虚空蔵尊 圓蔵寺(円蔵寺)の仁王門へ向かう道すがらに立ち寄った方も多いと思います。
柳津の町内には、あわ饅頭の和菓子店が4店あってその一つになります。
疫病終息祈願と赤べこについて
会津の赤べこは、会津柳津 福満虚空蔵尊 圓蔵寺の本堂を再建するとき、難工事を助けた赤い牛に由来しています。
小池菓子舗 店内
飲食コーナーもありました。
スイーツも扱うようになってました。
遅かったのか、スイーツはあまり残ってはいませんでしたが、フルーツプリン350円。
抹茶ロールケーキ 200円
こちらは「あわぜんざい」食べたことはありませんが、美味しそう。
いろいろと置かれています。
娘のお土産を買いました。
右にある黄色い饅頭が一般的な「あわまんじゅう」です。
店内は会計待ちで列ができていました。
「圓蔵寺御用達」の立派な看板、歴史あり、です。
小池菓子舗 サイト、場所、地図、ナビ用リンク
小池菓子舗 への ナビ用リンク (ナビ用の別画面が開きます)
名称:柳津まんじゅう本舗 小池菓子舗
所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津岩坂町甲206
岩井屋(いわいや) 製造・販売店
お約束の「あわまんじゅう」
会津柳津(やないづ)に寄ったので、最後はお約束の柳津の名物「あわまんじゅう」を買って帰りました。
柳津へ行って、「あわまんじゅう」を買わないなんて、ないない。
第1回Nゲージまつり
すずや食堂 本場の柳津ソースカツ丼
福満虚空蔵尊圓蔵寺 へお参りしてきました
黄色い饅頭が「あわまんじゅう」です。あんをアワの実ともち米で包んだまんじゅうで、黄色いアワのプチプチした食感が美味しいです。
岩井屋は、お昼をいただいた「すずや食堂」と福満虚空蔵尊圓蔵寺の表門、観光案内所の近辺にあり、車を置いたまま(移動せずに)立ち寄りやすかったので利用しました。
岩井屋 サイト、場所 住所、地図、ナビ用リンク
岩井屋(岩井屋菓子店) への ナビ用リンク (ナビ用の別画面が開きます)
名称:岩井屋菓子店
所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津寺家町甲147
長谷川屋(はせ川屋)菓子店
自家用車が普及する昔は沿道に店舗があればよかったのです。
さかなさん(つれあい)に車を移動してもらっている間に、外観の写真を撮って、あわまんじゅうの購入。
はせ川屋は店舗内も少し狭い。
写真は正面から撮れる距離がありません。
美味しいから、よかんべ(「宜しいでしょう」という意)。
長谷川屋(はせ川屋)菓子店 場所 住所、地図、ナビ用リンク(行き方・アクセス)
長谷川屋(はせ川屋)菓子店 への ナビ用リンク (ナビ用の別画面が開きます)
名称:長谷川屋(はせ川屋)菓子店
所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津岩坂町甲180
いなばや菓子店、外観
店舗前に駐車場あります。
店舗内も広め。
土産物小物色々あります。
「あわまんじゅう」はこしあんが基本。
でも、人の好みは色々。
「いなばや」では、つぶあん、桜あん、白あんが揃ってます。どうぞ。
いなばや菓子店、場所 住所、地図、ナビ用リンク(行き方・アクセス)
いなばや菓子店 への ナビ用リンク (ナビ用の別画面が開きます)
名称:いなばや菓子店
所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津岩坂町甲208
Yahooニュース エキスパートへの掲載
本サイト「会津暮らし」のライター、R(アール)は、Yahooニュース エキスパートの地域クリエイターです。
記事を下記へ掲載しました、ご覧ください。
会津若松市内にある販売店
会津柳津町ではなく、会津若松市内で「あわまんじゅう」を買える店舗の紹介です。
ご覧ください。
福島県 会津限定話(ニッチ話)
会津四方山はどんな山
会津の人が知っていると、嬉しいかもしれない話です、お楽しみください。
天ぷら饅頭(天ぷらまんじゅう) 会津の郷土料理紹介
会津には、もう一つ、全国的にはレアな饅頭があります。
饅頭そのものは普通の饅頭なのですが、それを天ぷらにして食べる、という会津ではお馴染みの饅頭です。
コメント