大山祇神社は「一生に一度の願いは3年続けてお詣りすれば、なじょな(どんな)願いも聞きなさる野沢の山の神様」です。
大山祇神社(おおやまずみ神社)
御祭神
大山祇命:山々を守護する神
岩長比売命:長寿を司る岩の神
木花咲耶姫命:安産・子育ての神
2021 大山まつり
なじょな願いもかみ頼み
(2021)「なじょな願いもかみ頼み」は大山まつりのイベントの一つ。
「神」と「紙」をかけて参拝まで行う、その名の通りのイベントです。
イベント内容は、
1.西会津町伝統の「出ヶ原和紙(いづがはら)」の紙漉き体験を行い
2.大山祇神社(おおやまずみ)の御本社を参拝して自分が漉いて作った和紙に御朱印をいただき
3.ランチ付きで御本社近くの岩根館で大山寒晒そばをいただきます
ここでは、2の御本社参拝の様子を紹介します。
紙漉き体験を行った後、会場となった神楽殿で講師の方にお礼と和紙の乾燥をお願いし、参道案内になるガイドの方の話を聞いて、片道約4 Kmの御本社参拝へ出発です。
大山祇神社、参道入口、だいたい11時頃
この参道案内図は近々新しくなるという話でした。
参道途中に滝の案内が2つあるのですが、滝は4つあって、それを紹介したものに刷新されます。
会津野沢大山参道・道祖神 素朴とロマンとの触れ合い
参道の正式名称がわかりました、会津野沢大山参道です。
村おこし実行委員が同祖神を祀った道祖神が道のりに6体あります。
参道入り口前に露店があって、後から思えば何か買えば良かったです。
何せ飲み物しか用意してなくて、チョコとか何かお菓子でも持って行くべきでした。
この日は登山ポール(ストック)は忘れずに持っていきました。これは大正解で、杖無しでは苦しかった、杖があっても苦しかったです。
初っ端から下り坂です。
この坂が帰り道はこたえますと聞いて笑ってましたが、帰りは笑うどころではありませんでした(;_;
大山祇神社の参道は「新参道」で、旧参道は沢沿いに登っていったという話。
新参道は木を切り出した道と山の中の道との2本があって、行きは主に山の中の道を歩きました。車止めはありますが、車で御本社まで行くこともできるようになっています。急病があったりしても搬送の心配はありませんが、電波の入らない場所も多いので呼ぶまでが大変かもしれません。
参道には椅子やベンチが用意されており、実際、多くの方が休憩されていました。
草花の種類も豊富で、ガイドさんに色々お話を聞きましたが、今となってはどれがどれだかわかりません( ´△`)
草花の名前がわかると山歩きも楽しいと思います。
ソフトバンクは電波が入りません。
不動滝
不動滝へは沢に降りていくルートになります。
近くにはうるおい道祖神がありました。
階段になっていました。
振り返るとこんな感じの階段です。
砂防ダム(写真の黒いところ)があって、その脇を降りていきます。
橋を渡ったところに社がありました。不動滝はすぐ横ですがまだ見えません。
最初の写真には滝が写ってませんが、左側に周り込んだ奥に滝が流れ落ちています。
涼しいです。
和紙漉きの水は不動滝のここから汲まれたそうです。
道まで、水を持っての登りは大変だったと思います。
ありがとうございました。
不動滝からは階段なしで道に戻ります。
6月に大山まつりを行うのは、7月になると巨大なアブが出始めるという話でした。
この前にいった雄国沼の山歩きはやたら賑やかな山でした。鳥の鳴き声とかだと思うのですが、それんに比べると、この日の会津野沢大山参道は静かです。
弥作滝
椅子やベンチは、形が様々です。苔むして座れないものあるのですが、気持ちを和らげてくれます。
出逢い道祖神がありました。かなり人気の高い道祖神で、次から次と人が訪れていました。
かなりへばっていて、道祖神をゆっくり見る余裕はありません。
弥作滝前です。道沿いに社があって道祖神があり、椅子やベンチがあります。
大山祇神社を勧請した真海法師は弥作滝の上の地蔵屋敷という地に草庵を結び、そこで神勅を受けたという伝えられています。
不動滝も弥作滝も、どちらもいいところです。
もっとゆっくりしていたかったのですが、グループ行動なのでついていきます。
でも、グループ行動で良かったです。さかなさん(つれあい)と二人だったら、足が重くて途中で引き返したかもしれません。
自分はベンチマニアではありませんが、ベンチマニアならこの会津野沢大山参道へ来るべきかもしれません。沢山のオリジナルベンチを見ることができます。
大山祇神社へ向かう会津野沢大山参道には、途中にトイレが一つだけありました。
御本社まで行けばトイレはありますが道中は長いので一つでもあると助かります。
ただ道端にポツンとあるのは、男性はどうでもいいかかもしれませんが、女性は使用に気が引けるかもしれません。
ぬくもり道祖神です。
ガイドさんがいると沢山のことを教えてもらえて楽しいです。
すぐに忘れてしまうのに、なんだかいろんな事を学んだような気になってしまいます。
杉並木参道を歩きます。
もう山の一部となっていますが、ベンチです。
こうなると座る人もいないかもしれません。
この参道は隣接する杉の間の根を通ることから「木の根坂(きのねざか)」とも呼ばれるようです。また、この杉並木は「ふくしま遊歩道50選」にも選ばれています
案内看板が朽ちて落ちてました。
そのうち復活することでしょう。
お気に入りの一枚。
絵葉書になりそうです。
杉並木階段
御本社まで600mの案内です。
近そうで遠いのか、遠そうで近いのか。600m、平地で歩くのならなんて距離ではないのですが。体が重いです。
まどろみ道祖神。心に余裕が欲しいところです。
そして、杉並木階段。心が折れそうです。
この杉並木階段を登り切ったところで、和紙をもって追っかけてくれたスタッフさんと合流しました。
遠くに建物の一部が見えます。ゴールが見えるのはいいです。
よろこび道祖神。
共感があります。
御本社 本殿
到着です。
鳥居の手前は階段になっているのですが、その階段のところに手水舎があります。
すごく冷たくて清々しいです。
鳥居を潜り、短い参道を行けば御本社です。
全員が集まったところで自分の和紙を貰いました。
杉の巨木が圧巻でした。
記念の集合写真も撮りました。
大山祇神社 御本社裏のブナ林がありました。
御朱印
御朱印をいただきます。
左が「御本社」の御朱印です、右が遥拝殿の御朱印になります。
お昼です。
昼食後解散です。
みなさん、ありがとうござ負いました。
遥拝殿の御朱印受付が16時迄ということで、スタコラと下山しました。
所在地、地図、サイト
名称:大山祇神社 遥拝殿所在地:〒969-4406 福島県耶麻郡西会津町野沢大久保甲1445−2
「トレッキングの駐車場」という案内のある駐車場が一番広い駐車場になります。
名称:大山祇神社御本社(奥宮)所在地:〒969-4406 福島県耶麻郡西会津町野沢1445−4
岩根館は大山祇神社御本社のすぐ手前です。地図は載せましたが、遥拝殿から先は徒歩でしか行けません。
2022 大山まつりの案内、「大山トレッキング」「会津大山修験のみち」でご本社(本殿)参拝が行えます。
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